季節毎のシーバスの行動
シーバスには決まった行動パターンがある。
季節毎のパターンで、シーズナブルパターンなどと言われる。
シーバスの産卵は、例年1月頃に行われる。産卵前から深場へ移動し、産卵後も深場で冬を越す。この時期は活性が低く、ルアー釣りでのヒット率は下がる。ボートで魚影が濃いところへ出撃する釣りなら辛うじて釣れるが、陸っぱりからの釣りは難しくなる。
水温が上がり始める3月頃に、体力回復のためエサをとるために浅場へ移動する。ちょうどその頃、海岸ではバチ抜けとよばれるゴカイ類の産卵期が重なる。シーバスフィッシングがシーズンインし、バチ抜けパターンと呼ばれる釣りが全盛となる。
4月〜6月のシーバスは、稚アユを狙うために河口部まで入っていく。川では大量のボラの稚魚が湧いていて、それらを捕食するイナッコパターンもある。
真夏は水温が高すぎて浅場からシーバスがいなくなり、釣果も厳しくなる。9月も半ばころになれば、シーバスは再び河川、河口に入っていって、落ちアユを狙う。落ち鮎パターンと呼ばれる。秋は、産卵期前のために大きな獲物を荒食いすうる釣りには最高のシーズンになる。